日々徒然

zatta!

続・思うこと

『SOLDIER LOVE』について書くのは三度目になる。

za-tta.hateblo.jp

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結論を述べると、どうすればよいか未だにわからない。わからないなんて無責任だと言われそうだが、わからないものはわからない。自分の中にある思いと考えを述べることしかできない。


12月22日。ミュージックステーション SUPER LIVE 2023にて初披露となった『SOLDIER LOVE』を見て、どう受け止めるべきか悩んだ。無邪気にかっこいい! 好き! と口にするのは憚られた。このパフォーマンスはどんな風に映るだろう、どんなことを言われるだろうと考えると暗い気持ちがよぎり、素直にエンタメを享受できないことが悲しかった。画面越しでもメンバーは皆気合が入っているのが伝わってきて、何の憂いもなければ手放しに喜べたのにと思うとやるせなさが募った。


12月23日。新潟には行かない選択をした。自分の生活においてエンタメ以外にも大事なものはあって、そちらを優先したかたちだ。埼玉2日目を今年最後のライブにしたかったのも理由のひとつ。

クリスマス仕様のキャス配信でパフォーマーのMCを聞くことができた。気にかかる部分がないとは言えないものの、短絡的に結びつけるのは危険だと判断した。彼らは常に戦っている。我々には窺い知れないところで、我々からは見えない場所で戦い続けている。それは彼らの発言の節々から感じ取ることができる。(※個人の所感)ひとつの見方に囚われるのは危ういことだと知っている。


12月24日。CL PPVにて気合入れからバクステまで見た。改めてTHE RAMPAGEが、この16人が好きだと感じられる時間となった。

ラスト、剥きだしといっても過言ではない熱量の『100degrees』を見ながら、誰も傷ついてほしくないと強く思った。取り巻く環境、周囲の大人、ファン、彼ら自身も含めて、純粋なまでの16の輝きが傷つくことのないよう守ってほしいし、守る努力を惜しまないでほしい。同時に、大切なものを傷つけずに済むよう願わずにはいられない。言うまでもないが、大切でないなら傷つけていいといいたいわけではない。現実としてすべてのものを守れるわけではない以上、せめて大事にしている/してきたものを自らの手で傷つけることがないよう祈る。

終演後のコメントでLIKIYAさんが「もっともっと僕らかっこいいグループになっていくんで」と宣言したのち「いろんな葛藤だったり失敗だったりもあるかもしれませんが」と続けたのが印象に残った。自分はそこにひとつの希望を見出だした。葛藤も失敗もあると話す人が「自分たちは絶対的に正しい」「故に聞く耳は持たない」「従わない者は排除する」と考えるだろうか。こちらが勝手に解釈しているだけだが、少なくとも自分はこのように話すLIKIYAさんを見て彼らのことをもう少し見守りたいと思った。

「正しい」を基準にすると平行線になる。信じる正しさも、解釈も、どこまでがセーフでどこからがアウトかという捉え方も、人それぞれ異なるからだ。

自分の歴史に関する知識は、学生時代に培ったものがほとんどだ。現在進行形で最新の状態へアップデートできているわけではなく、さらにエンタメというある種架空のフィールドで(実際は架空どころかどこまでも現実なわけだが)国内及び海外の情勢と音楽市場まで絡むとなると、それらを包括的に捉え、実データを元に論理的に議論を展開する手腕は自分にはない。

間違いを正そう、認めさせよう、相手を変えようとするのは「絶対的に自分が正しい」と確信しているからこそできる行為だと思う。自分にその自信はない。

相手が変わってくれたら一番いい。楽だ。自分は変わらなくていいのだから。

しかしながら、現実としてそういう事態は稀である。それぞれに考えがあり、思いがある。何もかも自分の思い通りになるわけではない。人と関わるとは、そういうことだ。

信じるもの、支持するもの、応援するもの。すべての選択肢はこちらにある。無理だと感じたら、残念だが離れるしかないと思う。いくら自分が好きでも相手から好意が返ってくる保証はないし、相手を変えようと奮闘したところで上手くいくケースは少ない。家族、友人知人、恋人など周りにいる人の何かが気に入らず変えさせようとして成功した試しがどれだけあるだろう。他者を変えようとする行為は、傲慢とも乱暴とも呼べる側面を持っている。


すこし表現を変えてくれれば。
ただ、それだけなのに。


こちらからは「それだけ」のことに思えても、相手はそうではないのだろう。置かれている状況も立場も、見えているものも違う。慮れとは言わないが、見えていないものやわからないものがあるという前提で考えた時に相手を糾弾する気持ちは自分にはわいてこない。わかりあいたいのなら、礼節と尊敬の念を持って接しなければ歩み寄りはないのではないか。

くり返すが、選択肢はこちらにある。我々は自らの意志で選び取ることができる。好きなものを手放すのはつらい。でも、それはこちらの都合だ。相手に押しつけることはできない。

目下、彼らが掲げる夢を叶えるのに必要なのは一人でも多くのファン、つまりは数字だ。離れる者が多ければ、自ずと数字は減る。そうすれば、彼らは夢を叶えることはできない。それでいいと思う。冷たいようだが、本格的に海外へ進出した時に叩かれようが燃やされようがファンが面倒を見ることではない。意見や気持ちを伝えた上で変わらないのなら、我々にできることはないと思う。元より、応援とはお金を払うこと。(無論それ以外もあるが、根本的にはそこだと思っている)お金を払わない、数字に貢献しないというのがファンができる最大の抗議ではないだろうか。ファンを失えば自ずと失速する。それで終わりだ。

自分は今その段階にはないので、引き続き応援することを前提に考えている。その上で、彼らのつくるエンタメを素直に享受し喜ぶことができなかったこと、彼らのつくるエンタメによって傷つき悲しむ人を目にして心が痛むこと、彼らの未来を憂い危惧する気持ちがあること。そういう思いを正直に伝えるのが今の自分にできることなのではないかと考え、行動している。個人情報を握っているFCへネガティブに取られるだろう考えを伝えるのはわずかばかり勇気がいるが、匿名で主張するよりは効果があると信じたい。

非難したいのではない。ただ、伝えたいのだ。

今までたくさんの幸せや生きる活力をもらった。これからも、彼らが自信を持って生み出すエンタメを笑顔で受け取りたい。その気持ちは誰にも否定できない。解釈違いなど存在しない。自分がこう思う、こんな風に感じるというのは純然たる事実。だから、シンプルにそれを伝える。

企業へお気持ちって子供かよと笑われるかもしれない。しかしながら、言葉を受け取るのは我々と同じ人間である。傷つけられたから傷つけていい、否定していいということにはならない。そのことを忘れずにいたい。

綺麗事でも、せめてエンタメという共通の夢を見ている間は誰しも笑っていてほしい。

そういう未来へ、自分は辿り着きたい。





追記.

改めて読み返すとめちゃくちゃ綺麗事だな。自分も過去に散々不平不満を述べておきながら都合がいい(相手に直接ぶつけない配慮は最低限しているが)これがダブスタってやつか……

なんにせよ、相手の目に入る・届くことが前提で物を言うのであれば、言い回しや伝え方は考慮するに越したことはない。自戒として書き留めておく。



こんな気持ちで年越ししたくないよーーー(はちゃめちゃ個人的なお気持ち)



追記の追記.

さらに個人的な感情を吐露すると、新潟のライブで何かしらのアクションを求めていた人はメンバーに何と言ってほしかったのだろう。エイベックスからああいう文書が出た以上、現時点で彼らに言えることはないように思える。

キャスでは流れなかった23日のMCで「憶測」という単語が用いられたと聞くが、今回の件について言及していると断定できる流れだったのだろうか。どう感じたかは個人の自由で否定するものではないし、正直なところ彼らの話運びや言葉選びには危うさを感じることがあるのでそういうことだったのかなと想像するが、事実として捉えるには自分の中でピースが足りていない。

24日のMCでは、そういう主旨の発言はなかったように思う。少なくとも自分はそう感じた。言われたらどうしようとびくびくしていたので。

かの文書はEXILE TRIBE mobileにもLDHのオフィシャルにも掲載されていない。このことから「THE RAMPAGE TEAM」とはエイベックスにおけるチームだと受け止めている。

かといって、メンバーに責任がないとは思っていない。責任をとるのはその立場にある人間だとして、楽曲に携わるすべての人間が責任を負うものだと考える。しかしながらメンバーに責任をとることができない以上は、この件について不用意に触れることはできないのではないか。歌詞もコレオも自分たちが手がけたものではない。自分たちの一存で変更や修正をかけることはできない。CDの発売とMVの解禁が控えている状況で、様々なところへ影響が及び多大な損失が生じる事を決定する権利は彼らにはない。「大人」が動かないことには何もできない。彼らが声を上げているのか、本当はどう思っているのか、現状我々が知る術はない。

歌詞もコレオもオーダーがあって作られたもので、作詞家やコレオグラファーの個人的な思想が反映されてこのかたちになったわけではないだろう。そうであったとしても、オーダーした側が問題視すればすぐさま修正がかかるはずだ。

ぶっちゃけると、HIROさんでしょう。今回だけ絡んでいないなんて考えられない。これまでを見ても、本件に限って知らない関わっていないだなんて思えない。これはシンプルに悪口だが、HIROさんを絶対的支柱としてHIROさんの仰ることがすべてみたいな空気は事務所の成り立ちを差し引いても気持ち悪い、企業として健全さに欠けると感じている。(口が悪くてすまない)

ファンが危惧していた状況になりつつあるが、身から出た錆としかいえない。何かあった時は「大人」が責任をとる他ないと考える。メンバーも責任をとるまではいかずとも、目標を達成できなかったり夢が破れたり計画のし直しが必要になったりと被害をこうむるだろう。仕方がない。ビジネスなので。

失敗したらすべてが終わるわけではない。今まで散々遠回りをしてきた人たちへこんなことを言うのは心苦しいが、再び積み上げ直して地道に進むほかない。「絶対負けない」精神は、そういう時に発揮するものなのではないか。己と戦う為にこそ使ってほしい。


何様だよ何目線だよという話をつらつら長々と失礼しました。今度こそおしまい。