日々徒然

zatta!

諸行無常


グループ脱退と退所の意志を伝えたのは2022年。2023年の一年間はメンバー、スタッフを含めチーム内で共有した状態で活動をしていたことになる。その間、説得も改善も試みただろう。それでも、グループを卒業したい事務所を辞めたいという意思が揺らがなかったのならば、いくら議論を重ねたところで結論は変わらないだろう。寂しい気持ちはあれど飲みこまざるを得ない。払い戻し等の諸々を見てもゴリ押し気味に希望を押し通したことが窺えるので、寧ろ2023年の活動がダメ押しになったのかなーと思ったりもして、外野ながらつらい気持ちになる。しんどいなー。

会見で退所した後の展望等、いろいろと明らかになるのかなと思っていたらそうでもなかったので、何の為の会見だったのだろうと思ったりする。終始ふわふわとしていて曖昧だった。こういうことがやりたいから辞めるのだと言うわりには、それに必要な努力や準備を特にしていないようで解せない。そんな調子で大丈夫かと自分でも心配になるのだから、ファンは尚更不安だろう。メンバーも「事務所にいてもできる」「心配」だと口にしていたが、まったくもってその通りだと思った。

こちらが考えていること、言いたいことはあらかたメンバーが言ってくれたので、その点はスッキリしたかな。でも、納得はしていない。(そもそも、こちらが納得するかどうかはどうでもいいことではあるが)もうちょっと「なるほど、そういうことなら独立した方がいいね」と思いたかったというか、そうなる為の会見だと(勝手に)捉えていたので肩透かしだったというか……。まぁ、うん、がんばれ。osmが絡んだことを仄めかしていたので(本当に余計なことしかいわない)(シンプル悪口失礼)osmの台本かーと思うところはあれど、六人の本音(だと思っている)が聞けたのはよかった。

とりあえず、やめたいから辞めるのだという印象が強く残った。辞めることが目的で、その先はひとまず置いておいてとにかくやめたかったんだなーと。芸能人だから事務所から離れて大丈夫?? などと心配してしまうが、一般社会においてはそれが普通だし、やめたいのに辞められないのは不健全なので、これでよかったんだと思う。

とはいえ、本人の思想や言動が……なので、心配するなという方が無理な話でもある。すでにへんなことを始めているし。ぱっと思いつくだけでもアレな言動が多々あるし。

騙されたり騙したり、妙なことへ手を出したり染めたりせず幸せに生きていってほしい。個人的には、退所報告と同時に「新しいアカウントはこちら」をしている時点で、あぁ~~~~~~~~~~って感じなので手遅れな気はするが。まぁ、それもその人の人生だからね。とはいえ、何かした時は「元〇〇の」がついてまわると思うと頭が痛い。いいニュースだけで頼む。

こういうことがあるたびに、永遠なんてものは存在しないのだと思い知らされる。どれだけ真実に見えても、そう信じたくとも、ファンが目にするものはすべからく虚構なのだ。だからこそ願うし、焦がれる。いつかは終わる夢だと知りつつ醒めない夢を見るのは、どう考えても健全ではない。すべてはひとときの幸福だと理解しなければならない。


でも、その"一瞬"がたまらなく楽しくて、幸せで、最高なんだよなー!!!


なくなるだけが喪失ではない。愛していたものがかたちを変えるのも立派な喪失だし、喪失は痛みを伴う。

長らくバンド界隈にいたのでメンバー脱退も、活動休止という名の実質解散も、ガチの解散も慣れっこだ。そんな自分でも、解散が事後報告だったのだけは一生引きずるレベルのトラウマとしてこの身へ刻まれている。なので、ラストライブは絶対に、本当に、マストでした方がいい。というか、もはや義務。

守秘義務で言えないのかもしれないが、言葉通り何も決まっていないのならば最後にライブをしてほしかった。「ありがとう」と「さようなら」を言える場が、前を向いて歩きだす時間が、気持ちの整理をつける為のある種の儀式が必要なんだよ。少しでもファンに対して想いがあるのなら実現してほしかった。ラストライブがあることで救われる人、気持ちを昇華できる人、前を向ける人がいるのは確かなので。身勝手だが、寄り添う気持ちを見せてほしかったと思ってしまう。エゴだね。





タイミングがよくなかったとは思う。それは確かに思うが、結成10周年と誕生日を迎えたメンバーのお祝いを全員でして、それがいい時間で、楽しくて有意義で、熱い話をしたりもしたのだろう。単にそれだけで、悪意があったわけでも当てつけをしたわけでもないだろうに、そういう風に捉えられて非難されるのはかわいそうに思う。楽しい時間を過ごして楽しかったと言ったら責められるなんて理不尽だ。適切な例えではないかもしれないが、めちゃくちゃ倍率の高いレアチケットが当選したと言えない(言ってはいけない)雰囲気みたい。「落選した人の気持ちも考えてください」的な。

無論、渦中にある人はそれどころではないだろうし、頭も気持ちも整理できない、余裕なんかみじんもない状態で目にしたら嫌な気持ちになるのは察する。今じゃない、空気を読めと言いたくなるのも理解できる。だからといって他者を攻撃していいことにはならないが、気持ちはわかる。

しかしながら、状況を把握する余裕のある人があれを見て当てつけだの何だのというのは率直に言ってこわい。なんでも悪い方へネガティブに捉える思考の癖がついているんだろうな。周りも同じようなタイプで固めているから偏りに気づかない。自分も気をつけないと。

まぁでも、いらぬ面倒やトラブルを回避する為にも空気が読めるに越したことはない。それは本当にそう。