日々徒然

zatta!

WOWOWオリジナルドラマ「フェンス」

野木亜紀子さん脚本ということで楽しみにしていた「フェンス」オンデマンドで2話まで一気見した。重い内容だろうことは予想していたが、想像以上にきついというのが率直な感想。こういう作品は地上波ではなかなか放送できないのかなー。かなりストレートなので、受け取る側のリテラシー、知識、理解力、噛み砕く力? のようなものが試されるというな求められるというか。不用意に人へ勧められる作品ではないなと感じた。同時に、信頼できる人たちには見てほしい、感じてほしい、考えてほしいと思う作品である。

見た人はほぼ同じ感想を抱くだろう2話ラストの松岡茉優の台詞。あまりに深く刺さって見終えた後嗚咽してしまうほど涙が止まらなかった。

自分にはトラウマのようなものはない。それでも、自分の実力や努力ではどうにもならない変えようのないことで、どうしようもなく悔しい思いや激しい怒りを覚えるような経験を少なからずしてきた。ほとんど女性がそうであること。事実。現実。やるせなさが募る。(無論、女性に限らないだろうが)

残り3話。先行試写会の感想で4、5話は号泣というのを目にして、やや身構えてしまう。これ以上か……と思うと正直気が重いが最後まで見届けたい。

沖縄について初めて知ることが多く、自身の不勉強さを思い知らされる。この時期この時代にこのドラマをやる意味を噛み締めながら、3話を待ちたい。