日々徒然

zatta!

声の出し方を思い出した

タイミングを間違えないかとか、そもそも声はちゃんと出るだろうかとか色々考えていたけれど何も問題はなかった。身体が覚えていた。ひとつ音を出したら自然な流れであとはもうするすると、一瞬でコロナを知る前の自分に戻れた。自転車と同じだ。

声出し解禁に対しては不安の方が大きかったけれど、アーティストがうれしそうにしている姿を見ると最高に幸せな気持ちになるし、当たり前だったことが当たり前ではなくなったのはやはり大きな損失であり痛手だった、我々は等しく傷を負ったのだと改めて感じた。声援を送れることも、お決まりのフレーズを歌えることも、アーティストに歌えと煽られることもめちゃくちゃ楽しかった。あー、今生きてるーーー!って感じ。ライブってこういうものだった。

自分の周りはカラオケ野郎も空気読まない名前連呼輩もいなかったことも、今の充足感へ繋がっている。思ったより秩序が保たれていた。アーティストが序盤で声出し解禁について「声出しは解禁されたが一般的なマナーがなくなったわけではない」「周りに迷惑をかけないよう思いやりと気遣いを持って楽しい時間にしよう」というようなことをきちんと言ってくれたことも大きいと思う。何でもOKなわけではない。声を出しても出さなくてもどちらでもいい。それぞれの楽しみ方でこの時間を大切に過ごしてほしい。はっきりと言ってくれたことがうれしかった。ちなみにこのアーティストとはBUMP OF CHICKEN藤原基央さんです。ずっと変わらず大好き。

最高の夜だった!最高の気持ちで一日を終えることができて幸せだ。こんな夜は一杯やってもいいだろう。