日々徒然

zatta!

永遠のアイドル

Sexy Zoneについて再び記事を書くことになるとは。


ケンティーがグループを抜ける日が来るなんて想像もしなかった。

なんなら、誰が辞めても、最後の一人になってもグループを背負って生きていく気すらしていた。なので、一報を聞いた時は本当に驚いたし、にわかには信じられなかった。ファンの方は以前から感じるものがあったのかもしれないが、茶の間の低い解像度ではまさに青天の霹靂。一夜明けても「本当に……?」と訝しんでしまうほど。

こういう表現は適切でないと理解しているものの他に良い言葉が見つからないのでそのままストレートに零すと、グループはやっぱり枷になってしまうのだとどこか物悲しい気持ちになった。グループに所属しているから出来ること、グループに所属しているから出来ないことどちらもあって、上手くバランスを取れているうちはよくても後者に対する気持ちが強くなってくるとどうしても難しい部分が出てきてしまうのかもしれない。

たとえば、どの界隈においてもグループ活動と役者業を両立するのはスケジュール的に困難だという話はよく耳にする。やりたいこと、実現したい夢。当たり前に変わっていく中で、己の人生を見つめ直した時にグループへ所属したままでは叶わないことを叶えたい、挑戦したいという願いが強くなるのはなんらおかしなことではない。

結局は個人。その人の人生。わかっていても寂しいと思ってしまうのは、こちらのわがままなんだろうな。

永遠なんて存在しないと知りつつも、気づけば求めてしまう。懲りずにくり返すのは我々が学習しないからではなく、存在しないものを信じさせるほどその人の放つ光が大きくて、眩しくて、目がくらんでしまうからではないか。それだけプロフェッショナルだったということなんだと思う。……なんて言い方をすると責任転嫁に聞こえそうだが。

こういうことがあるたびに、つくづく我々は何も知らず、わかっていないのだと思い知らされる。相手が見せたい、見せていいと思っている部分しか見せてもらえない。芸事を生業とする者として筋を通している証に他ならず、そういう人を応援できることは幸せでありがたいと思う。同時に、悲しみや寂しさを感じたりもする。おたくは難儀。

さみしいなー

寂しいよ、本当。でも、同じぐらい頑張ってほしいと思っている。


変わらないものなどないという当たり前の現実を噛みしめる睦月の夜。




すぐに自グルと結びつけて考えてしまうのはどうかと思うが、おたくとはそういう生き物。あのケンティーがグループを脱退するのだ。この先、どのグループもどの界隈も「当たり前」に続くことなどない、「変わらずずっと一緒」なんてものはおたくの幻想だと鼻先へ突きつけられた気分。

あくまで個人の所感だが、今年ドームアーティストになれなかったらグループとしてはそこまでで今後大きな成長は見込めないだろうというのが肌感としてあるので、そうなったら2025年はグループ活動を休止してでも個人活動を優先させてほしいと思っている。少なくともかずほくの二人はグループに縛られない方が活動の幅が広がるだろう。現に、グループを優先してオファーを断っている状況だし。海青くんもプロレスを一度きりではなく続けていく意志があるようなので、ダンスを踊れる肉体とプロレスで怪我をしない肉体を行ったり来たりするのは負担が大きいだろうことを考えると、結果を求めるのであれば腰を据えて打ちこめる環境が必要だと思う。

戻れる場所、拠り所があることはなにものにも代えがたい強みである一方、様々なフィールドへ活躍の場を広げようとすると長期スパンで拘束されるグループの仕事はどうしても足枷になる。二兎追うものは一兎も得ずというが、グループでも個人でも活躍してほしいのが本音だ。さりとて、それを実現するには本人の努力だけではままならないことも理解できるので、本当に難しい。しごでき敏腕マネージャーが五人……いや、三人は欲しい。

意識の低い者に合わせる必要はない。そう話していたことが昨年末から一層刺さる。本当にそうだと思う。30歳を節目に何かを選び取れるほどは売れていない以上、30歳を迎える前に個人として少しでも名をあげてほしい。グループとしての夢や成功を掴む為にすべてを捧げられない、意識を高く保ち続けられない人の為に頑張って努力し続けている人が犠牲になる必要なんてない。そんなことになるぐらいなら個人で売れる道を選んでほしい。

そう言いながらもおたくは至極勝手な生き物なので、個人としての活動をグループと同じ熱量で応援できるかどうかはまた別の話だ。一人の「個」として好きになったつもりでいたが、実は「〇〇の××」という存在が好きだったことに気づく――なんてこと、珍しい話でもなんでもない。本当に身勝手だが「好き」は理屈ではないから応援したいと思っていても、いざその時が来たら応援できないかもしれない。こればかりはしょうがない。

何はともあれ、今年だ。2024年。

変わらず16人を応援したい気持ちはあれど、やる気がない人に使う時間もお金もないので結果として単推しにならざるを得ないかもしれないなとはうっすら感じている。この先もグループを応援できたらいいな。どうかな。

今年こそ16人で一致団結して、本当にひとまとまりになって目標へ向かって突き進んでほしい。(すでに無理そうだが……)せめて言っていることとやっていることがちぐはぐにならない程度にはちゃんとしてほしい。

頑張れ。応援している。(我ながらめちゃくちゃはちゃめちゃ上から目線ですまないとは思っている、すまない)