日々徒然

zatta!

日曜の夜ぐらいは…

恋愛なんか奇跡じゃない。
友情こそが奇跡だ。

番組キャッチコピー。

日常という戦場で、誰に褒められるわけではないけど、しっかりと逃げずに踏ん張って戦い続ける女性たちの物語です。そんな女性たちに神様はちょっとしたプレゼントをしてくれます。だからきっと大丈夫。ささやかだけど、視聴者の皆さんと共に今を生きる活力になるような物語を、丁寧につむいでいきたいと思っています。

脚本の岡田さんの言葉。


テレ朝の新ドラマ枠第一弾。枠のコンセプトはプロデューサーさん曰く「見る人の背中を押す作品」*1
見る前に抱いていたイメージは、女性三名の友情を軸とした、日曜の夜にほっと一息つける癒し系ヒューマンドラマ。それぞれの境遇を見るに始めはつらいこともあるだろうが、出会ったことにより人生が明るく輝いていく。そんな物語を想像していた。

思った以上につらい。つらい。

日曜の夜にこれを見て、泣いて、それでまた明日から一週間頑張ろう!と思えるか??

とはいえ、一話と二話はそこまで後味が悪いわけではなかった。一話で連絡先を交換せずに別れてしまった時は「なんで!??」と泣いたが、きらきらしたEDとミセスの主題歌とのギャップでなんだか不思議とスッキリするというか、そこまで引き摺らずに済んだ。
二話のラストはまさかの宝くじ高額当選で「マジで!??」と驚いて終わった。一等3,000万円が当たったことでそれまで漂っていた苦しいほどのリアルさが一転、一気に非現実に変わった。

そうして迎えた三話。やめてくれーーーーー

お金を手に入れても幸せになれるわけではない。それはそう。二話の時点では3,000万円当選にいまいちピンとこなかったが、三話を見ると1,000万円というのは絶妙な金額設定だと思った。人生を変えられるかもと希望を持つには十分だけれども、実際に変えられるかどうかは自分次第。一歩を踏み出すきっかけにはなれど、生活が劇的に変わるわけではない。主人公のサチは強固なネガティブマインドの持ち主なので、このぐらいの"非現実"が訪れないと現実を変えようなんて思えないのだろう。なるほどなー。二話で一度浮いた話が、三話で再び地に足がついた。そういう感覚。

なので、三話の展開は好みではあるのだが、あまりに救いがない……。これから救われると願いつつ、一話や二話のような清涼感が少なめに感じたので見終わった後「うそだーーー」とぺしゃぺしゃにへこんでしまった。家族から金の無心をされる、同級生からマルチ商法を売りつけられる。1,000万円を手に入れて、それ?? いやだよ、そんな。もっと楽しいことをしてくれよ。頼むよ。

その辺りは次回の四話で描かれそうなのであれだが、予告で希望を見せてもらえなければ脱落していたかもしれない――いや、それはない。何故なら川村壱馬が出演しているので。推しが出ている。それだけで見る理由としては十分だ。

壱馬くんは出番こそ少ないけれど、自然な演技でナチュラルにドラマの世界観へ溶けこんでいて見るたびにきゅんとする。三話の表情の変化やなにげない仕草が良くて、にこにこした。はにかんだ笑顔がかわいい。コーヒー一杯1,000円は気軽に通えるものではないが、あんな店員さん(カフェオーナー)がいたら週に数度は確実に足を運ぶ。何故なら、あの微笑みにはコーヒー代の倍以上の価値があるので……(※おたく特有の誇張表現)4話予告の言い回しが好きすぎる。賢いのケン。健康のケンではない。放送前に出た夜の人みたいなイケイケなビジュアルから、ひょっとすると元カレの可能性もあるのか……? いや、そんなまさか……と思っていたので違うことがわかって、なんだかほっとした笑。早く日曜にならないかなー。

メイン三人が置かれている境遇は見ていて苦しく、それでいて「あー、わかる」「そうだよね」と思う節が多々あり、我々の日常と地続きの世界だと感じさせる。宝くじに当選しても暗がりを抜ける気配がない三人だが、周りにいるみねくんや賢太のおかげで暗くなりすぎずに済んでいる。各々が日々耐え忍ぶ日常へ影がかかればかかるほど、三人が揃った時のまばゆい明るさがきらきらと煌めく。どうか幸せになってほしい。そう願わずにはいられず、三人が笑顔でなにげない会話をしているだけで泣けてくる。なんとも不思議なドラマだ。画面のつくりもドラマというよりは映画寄りな感じで好感が持てる。

これからどう展開していくのか。三人が選ぶ結末が楽しみだ。