日々徒然

zatta!

『NO GRAVITY』MUSIC VIDEOに対する率直な所感

THE RAMPAGE / NO GRAVITY (MUSIC VIDEO)


待ちに待った『NO GRAVITY』MV公開。
正直に言う。がっかりだ。どうしてこんなMVになってしまったのだろう。メンバーもこれでいい、この曲のMUSIC VIDEOとして考えうる最高のものができたと思っているのだろうか。

再生回数は稼がなければならないので脳死で回すが、いっそ回さない方がいいのか? もうよくわからない。メンバーが過去一番というほど練習してフリを揃えた一糸乱れぬパフォーマンスが見所らしいのに肝心のダンスが見づらい編集になっているのは何故なのか。コンセプトもこの曲でそれ?って感じだし、ターゲット層をどこに設定しているのか謎。どういう人に見てもらいたいのか、どういう人に刺さると思ってつくったのか、ちっとも見えてこない。概要を何度も読んだが、いまいちピンとこない。純白空間とカラフルシチュエーションがまったくマッチしていない。世界観がちぐはぐすぎる。それぞれは悪くないと思うが、一緒にするのはいささか乱暴では? ひとつの作品として共存、成立させたいのならもう少し丁寧に作らないとダメだと思う。どっちつかずで中途半端な印象。今後の展開を考えて色んな素材をつくったんだなー頑張ったんだなーというのは薄々感じるが、それらはプラスαであってあくまでもメインはMVな筈なのでまずは最高のMVをつくることへ注力してほしい。あとで別映像出すからいいだろ、ではなく一本の作品として完璧なものに仕上げてしてほしい。

常々思っていることだが、ダンス&パフォーマンスグループを応援しているのにどうしてこんなにもダンスが見づらい映像しかないのか甚だ疑問である。純白空間に純白衣装は映像としては美しいが白飛びしてメンバーそれぞれが認識しづらいし、カメラアングルがぐるぐる回りすぎるおかげでロクにパフォーマンスが見られない。ファンは16人の見分けがつくが、そうでなければ誰がどこでパフォーマンスをしているかわからないまま終わると思う。それでなくとも16人の大所帯なのだ。初見にはやさしくないつくり、ファンからしても満足にダンスが見られない。誰に向けてつくっているのだろう。

ライブで先にパフォーマンスを見ているから物足りなさを感じるのかもしれないし、ここが肝だと思うところがMVで活かされていないことへもどかしさと歯痒さを感じるのかもしれない。でも、普通に見づらいよな、色彩もアングルも。アルバムにPERFORMANCE VIDEOがつくことがわかっていても「なら、これでいいや」とはならない。そのぐらい「どうしてこうなった」感が強い。

どれだけメンバーが気合を入れて臨んでも、これでいい、これがいいと思っているうちは現状から抜け出せないと思う。YouTubeショートのサムネイルがRIKUさんと壱馬くんだけ本人画像ではないこととかね。16人もいるし大変だとは思うけれど、一つひとつの仕事を堅実に丁寧にできないのに売れるわけがない。勝負の年な筈なのにな。

売れてほしい、切実に。