日々徒然

zatta!

NO GRAVITY

昨年行われた「RAY OF LIGHT」ツアーのオーラスWアンコールで初披露されたこの楽曲を聴いた時、率直に驚いた。"原点回帰"を掲げたアルバムのリード曲がこれなんだ!? もっとゴリゴリした曲を持ってくると思っていたので、こんなにも爽やかで澄んだ楽曲だとは想像していなかった。HIP-HOPではなくJ-POP。誤解を恐れずにいえばアイドル曲に近い、と思う。とにかく驚いた。

素直にいい曲である。自分は好きだ。改めて音源を聞いて、しみじみ思う。

正直、ライブで聞いた時は歌詞を理解するところまで及ばなかった。パフォーマンスを追うので精一杯。足枷がなくなり解き放たれたどこまでも自由に翔んでいくランペイジじゃんと思ったことと、ライトを浴びて真っ白に輝く16人の姿があまりにも眩しかったことぐらいしかまともに覚えていない。

そんな記憶のせいか、それとも楽曲の持つ魅力からか――おそらくはその両方――『NO GRAVITY』を聞くと泣きだしそうになる。決意と希望に満ちた、強くて芯のある歌。悲しくもつらくも苦しくもない。それなのに切なく胸が締めつけられる。焦燥に似た、憧憬めいた感情が心の奥底から湧き上がる。なんと形容していいのか、ちょっとまだわからない。リード曲にこの楽曲を選んだことには意味がある筈で、思惑も目論見もある。この曲を足がかりに羽ばたいて欲しいと思うし、意図したところへきちんときれいにハマることを願っている。兎にも角にも売れてほしい。

MV、勝手にライブの白衣装で宇宙! SF! 的クールテイストだと思っていたけれど、まさかのマイプレみたいな感じ……!? いや、まだわからない。新TOKYOと超TOKYO的なアレで純白のランペも登場するかもしれないし……
もしくはPERFORMANCE VIDEOの方が白衣装かもしれない。あの衣装でのパフォーマンスを一刻も早く手元に欲しいおたく、必死である。

安定のZEROさん…… ありがとうございます。
楽曲に篭められた想いを聞くと、この曲を聞いて泣きそうになるのも致し方がない気がする。多くの人に届いてほしい。