現在行われている『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 "16"』へ参加した際にも強く感じたが、"16"ってすごい。
何を今更である。
ランペイジが16人でよかったと思う瞬間は、意外と多い。日常のそこかしこへ潜んでいる。特別なことがあった時は勿論、なにげないふとした瞬間にも感じられる。THE RAMPAGEがこの16人で本当によかった。この16人だったからTHE RAMPAGEを好きになったんだ、と。
本日居酒屋えぐざいるへ登壇した神谷健太くんが話した内容も、その気持ちを強く呼び起こし、より一層盛り上げるとても良いものだったので記しておく。
まず、健太くんは神だった。
苗字が神谷だからではない。(あたりまえ体操)
昔からファンの間で「ファンサの神」と呼ばれている健太くんは、新たにキャッチコピーをつけることになった際*1も「沖縄が生んだファンサの神」に決まっていた。どういうファンサが神なのかは人それぞれだと思うので言及しないが、神谷健太とはそういう人物である。
今年の居酒屋えぐざいるは、スタートした当初は基本的に配信があったと記憶している。登場から乾杯までは、インスタライブで見ることができた。
だが、なにやら色々とあったようで、途中から予告と配信については"確実”ではなくなった。基準はよくわからないが、たまに予告されることもあり、たまに配信されることもある。ステータスが「基本は配信されない」へ変化したのだと、個人的には捉えている。それゆえ、健太くんの登壇が予告された本日も配信は期待していなかった。
なので、いざえぐの配信が始まった時はうれしかった。ちょっとでも見られることへ感謝した。誰かと一緒かと思いきや、彼は一人だった。「一人です」ややはにかんだ表情で話す健太くんは、「THE RAMPAGE知ってる人」「神谷健太知ってる人」「あ、あの辺知らないな?」などとお客さんとコミュニケーションを取りながら「ランペの自由人です!」的な自己紹介で場を和ませていた。いざえぐのスタッフさんがデビュー前からの知り合いで、いつ登壇するのか連絡がめっちゃ来たそう。へー、そうなんだ。
リリイベで地方を回ったこと(だから、なかなか来られなかったのだと説明)や、今日の仕事のスケジュール(撮影とメンバー各々リモートで収録がありジムへ行ってから来た、だったかな?)について話し、そろそろ配信は終わりかなという頃合いに「インスタライブやります」と言って、彼はおもむろにスマホを取り出した。「地方の方は見られないので」みたいなことを言っていたと思う。この辺りで、いざえぐの配信が切れた。
宣言通りに健太くんのアカウントでインスタライブが始まる。たまに画面から消えたりもするが(お客さんとコミュニケーションを取る為に移動するので)基本ずっと健太くんだけが映っていて、スマホにもちょこちょこと視線を向けてくれ、コメントを読み、乾杯のポーズでコップを差し出したりもしてくれた。控え目に言って最高!! 全然寂しくない。
見られるだけでありがたいのでそもそも寂しいという感情を抱くものなのかどうか疑問ではあるが、配信で見ている人のことを置いていかない温かい気遣いへ触れている間ずっとそういう気持ちだった。流石は沖縄が生んだファンサの神。
恒例の質問コーナーへ。リリイベで「けんたたのしい」を聞きたかったが聞けなかったので聞きたいというファンへ、かわいいポーズ付きで「けんたたのしい!」と言う健太くん。質問者さんがご本人の声で聞きたいんです……とお願いしていていじらしかったし、聞けてめちゃくちゃ喜んでいる様子が音声で伝わってきて微笑ましかった。「こんなんでいいならいつでも(?)」みたいなことを健太くんが言ったら「じゃあもう一回」とおねだりするので、笑ってしまった。貪欲でいい笑。それに対する健太くんの返しがめちゃくちゃ健太くんで、これまたよかった。「けんたたのしい」は1日1回だそうです。貴重だね。
さて、ようやく本題に入る。次に指名された男性ファンからの質問が、この記事を書こうと思ったきっかけだ。
「どうやったらランペイジに入れますか?」
質問を聞いて「今からじゃ無理」だと即答する健太くん笑。これだけなら、笑って終わりだ。でも、そうではなかった。
健太くん曰く、ランペは"落ちた人の集まり"。
憧れも、好きなものも、かっこいいと思うものも、ダンスジャンルも皆別々。寮時代にそれこそ寝巻きのまま会議をして、好きなものを統一し、意思を統一してグループを固めていった。
だから(入りたいと言われても)今からだと遅いかな。そう言って笑った後、彼はさらに続けた。別に、ここで終わりでも十分回答として成立するだろうに。こういうところが「ファンサの神」と呼ばれる所以なのだろう。
ランペに入るのは無理だけどオーディションや、それ以外にも今は色々な道があるから頑張ってください。歌やダンスやってるんですか? 質問者さんのランペに入りたいという気持ちを丁寧に掬い上げようとする姿勢へ好感度がぐんぐん上がるさなか、当人が現在やっていることが歌でもダンスでもなく「野球」できれいにオチがついたところで笑ってしまった。健太くんも「野球!? いいね」と笑っていた。「慶応高校おめでとうー!」とも言っていたので、高校野球観てたんだな。
健太くんがする、真面目な話が好きだ。彼は良くも悪くもわかりやすくて素直な人なので、嘘がないことが伝わって心に響く。
"16"って、すごい数字だ。改めて思う。
クラスの男子全員がひとつの目標に向かって一丸となり常に進んでいく姿を想像すると、いやいやいや無理、となる。無理だよ、そんな大所帯。瞬間瞬間は纏まることができても、その状態を維持し続けるのは困難だ。
だが、それを彼らは何年も継続している。ランペが一人も欠けることなく存在し続けているのは、奇跡だと思う。一人ひとりの努力なしでは決して成しえない偉業だ。そのことを肝に銘じて応援している。16人が一緒に居るだけで素晴らしいんだよ……(限界おたく)
いやーーー、いい話を聞けたなー。
その後、これでラストという振りでスタッフがマイクを向けた方が子供連れで、3歳のお子さんの第一声が「たっくん大好き」だったのに笑ってしまった。「えっ!?」「よく聞こえなくて、最初けんたって聞こえた気がしたんだけどたっくん!?」って聞き返す健太くんがステージの前方へ歩いていって画面から消えたのめちゃくちゃ笑った。そりゃ、そうなるよね。「けんた大好き」を聞いて「言わされてる」と返す健太くん笑。ラストだからどうしても聞きたいことある人! と健太くんが言っていたのに最後の質問が「しょへと一緒に来なかったんですか?」だったのはやや苦笑いだったけれど、まぁ、うん。そういうこともあるよね。
最後はじゃんけん大会。健太くんがじゃんけんとあっち向いてホイが強いことを自信満々に告げた後、本当にファンが全滅したのすごかった。「強くてごめんね」ってセリフが健太くん節炸裂で最高だし、悪びれずに言ってのけるところがチャーミング。全員で仕切り直して勝った1名に名前付きのサイン入りタンブラーをプレゼントした後、最終まで残った他3名にもプレゼントする手厚さ。笑いながら「これが俺のやり方だ!」「嫉妬してて♡」「(サインを書いている間他のお客さんは)ひま?」と次々にくりだされる言葉がどれも"ザ・神谷健太"という感じで、めちゃくちゃよかった。姿は見えなかったけれど、本当によかった。よかった……(噛みしめる)
「お写真撮っていいですか?」と聞くのもかわいかったし、本当に最初からずっとかわいらしくて最高だった。写真撮影にスマホを使うので配信はここまで。幸せな時間だった。健太くん、本当にありがとう。
全メンバーこれをやってくれとは言わないが、こんな風に現場へいるファンも配信で見ているファンもどちらも楽しませて喜ばせてくれるホスピタリティは称賛に値すると思う。健太くんのこういうところが好きだ。
楽しい時間をありがとうございました!
*1:アルバム『REBOOT』収録『BACK TO THE RAMPAGE -結成からの軌跡-』参照