早いもので、四月に始まった『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 "CyberHelix" RX-16』も千葉を残すのみ。
まとめたいと思いつつまとまらないままここまで来てしまい、今後まとめられる自信も時間もない為、当時したためていた文章をサルベージすることにする。その時その時で感じたものを残しておくのは大事なので。
以下、何の根拠もないただの個人の所感。(セトリバレ有)
こういう言い方はあまりよろしくないと思いつつ正直に感じたままを述べると、昨年の『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 "16"』が次のステージへ行く為、数段階上にあがる為のパッケージだったのなら、今回は「繋ぎ」かな、と。開催前のインタビューで"16"の時と同じようなことを話すのを見て「同じ方向性でやるの?? 超えられる???」と思っていたのだが、やはりそれは難しいのでこうなったのかなーというのをそこはかとなく感じた。
色んな意味で「16」という数字をコンセプトにした前回と比べてどこか散漫な印象を受けるのは、ツアーのテーマ曲は『CyberHelix』だが、ベストアルバムを引っ提げて回らないといけないからなような気がする。どうしても捩れが生まれるというか……
個人的には、
かの炎上がどの程度影響しているのかがわからないのでなんとも言えないものの、サイヘリをリリースするのも、ステージセットも、映像も、すべて昨年末より前に取り掛かっているだろうから、炎上による方向転換ではなく最初から決まっていたことなのだと思うし。
メドレー形式で楽曲を消化するのも賛否両論あるだろうが、ベスアルを出したことで既存ファンより新規層を強く意識したものになった結果、こうなったのではないかと推察する。
でも「既存ファンのことも忘れてないよ!」で、今までパフォーマンスなしの煽り曲として消費されがちだったWMUやエレベがガチパフォーマンスだったり、懐かしの『FIND A WAY』をやったり(これは流石に叫んだし感極まったマジで懐かしすぎる)(それでも頑なにGOTRはやらない笑)コア層向けの工夫と配慮はされていると思う。
ただ、マジでガチでドームに行きたければ大量の新規が必要なのでね。それはマストだし、7周年でマンネリ化している部分もあるし、これまでとは違う趣向でとなると、こういうのができるのかなーというのは想像がつくというか。わかる気がすると言ったのはそういうこと。パッケージとして強いのは絶対に"16"だと思う。
さりとて、KKラップ(※着替えタイムにつき映像と音源のみ)からの、ソジャラからの、『Everest』からの『STRAIGHT UP』は「俺らランペといえばこれなんだよ!!!」をめちゃくちゃ感じた、良くも悪くも。(※個人の所感)あのセクションは、メンバーの強い意志を感じた。陣さんが「壱馬の言葉はランペの言葉」みたいなことを前に言っていたけれど、
ボーカルタイムもパショケもこれまでと趣が違っていてよかった!
バラードが少ないのもよかった!
しかしながら、ほとんどメドレー!!
これをどう捉えるかは、本当に人それぞれだと思う。できるだけ取りこぼさないセトリを目指すとこうなるのかなー。
しかしながら『16SOUL』の結果が「なんでや!??」だった自分からすると、『Lightning』『FRONTIERS』『HARD HIT』をやってくれて非常にブチ上がった。ランペは""そう""だよな??
ボーカルめっちゃ踊る。ビビる。つまり、みんなめちゃくちゃ踊る。だから、"16"みたいな移動はできないというのは強く感じた。縦花がないのもそういうことなのかなと。
いや、客降りするなら縦花やれよ。
客降りノルマがなかったら縦花つくってくれたかなー、それともなんかすごいモニターで予算なくなったかな。
言いたいことはまだあるが、寝ないとやばいのでひとまずこの辺りで。
スタリラで終わるの、「終焉」「死」という感じで自分は好きだ。美しい。本当に美しい。海青くんが背中から奈落へ落ちた瞬間、客席から悲鳴が上がったのがものすごくよかった。嗚呼……"生"ってこういうことだよな、と。
ただ、これは自分が「そういう表現が好きなおたく」だからでしかなく、また、
LIVE×ONLINEを思い出した。「こういうの、ツアーでは絶対できないよね」と話していたことを思い出した。あの時はあぁいう風に話していたけれど、ツアーでもやれるというのを見せてきたという意味では「進化」なのかな。
とはいえ、ラストブチ上がって終わってほしい気持ちに変わりはないので、人に勧めるならやっぱりサイヘリよりは"16"かなーと思うのだった。ただ、今回の終わり方は本当に美しくて好きです。毎回これだと困るけれど、たまにはこういうコンセプチュアルなものを見せてほしい。暴れ回るだけじゃない"静"のランペも乙なもの。
<翌朝追記したもの>
眠っていてもツアーのことを考えていたようで、目が覚めた時に「量産型」というワードが浮かんで、あーってなったので追記する。
自分はずっと、HIROさんがランペにダンスをもっと揃えろと言っているのが気になっていて。一理あるとは思うんだよ、揃っていた方が綺麗だし特にテレビ歌唱ではその方が上手く見える。
でも、ランペを好きになった層ってそこじゃないじゃん。ダンスが揃っていて綺麗だから好きなんじゃなくて、16人という大所帯で同じ振りを踊っていてもそれぞれに個性があって完全にシンクロしているわけじゃない、かといってバラバラなわけでもなく、16人でひとつの生き物みたいに躍動するところに惹かれたんじゃないかと思うんだよ。もちろん全員が同じ理由で好きになるわけじゃないけど、ランペが持つ個性を好きになった人は少なくないと思う。
さりとて、その方向性じゃ上にいけないというのが結果として出ているのもそうで……。
だから、より多くの層へ届くものとなると「できる限り取りこぼさない量産型パッケージ」になるのかな、ファーストフードみたいな。知らんけど。
量産型とはいったが、それは受け手がそう感じた部分があるというだけで、やっている方は全然そうじゃない。本当にずっと歌って踊って、ジェットコースターというのもわかる。やっていることは本当に大変ですごいと思う。めまぐるしくて、これまでにやっていないことへの挑戦もある。パフォーマンスそのものは確かにアップデートされて、より高度なことをやろうとしているのは伝わる。やっていて楽しいだろうなというのもわかる。
だからこそ、もったいないなという思いもあり。
まぁ、感じ方は人それぞれなので。他の人の感想を知りたくて検索かけてたらメンバーがやりたいことをやれていると感じた人もいらして、ほんとそれぞれだなーと。自分は「課されたタスクをこなしながら自分たちの色を捩じ込んだ」みたいに感じたけれど、当然それが正しいとかないし、誰が間違ってるもない。各々の中に各々の真実がある。(当たり前のことをドヤ顔で言うな)
ただ、自分は「縦花なしで客降りやりましょう」がメンバーから出てきたもの、メンバーがやりたいことだとは思えなかったというか、思いたくないかなーみたいな。誰のことも否定する意思はなく、単に自分はそう思ったというだけ。
今回のパッケージを見て、ランペがいまいち突き抜けきらない、上にいけないのはこういうところなのかなと改めて感じた。2回目の武者で北人くんが「ボーカルがそれだとパフォーマーは踊れない」的なことをリキヤさんに言われて、一生懸命に歌の練習をしている姿を見た時のことを思い出した。多分リキヤさんが言いたいのはそういうことじゃないんだよー、でも今は練習するしかないよね、それしかできないよね……! ともどかしく見ていた時の気持ちになんとなく近い。パフォーマンスを磨いてスキルを高めただけでは行けないんだよな。
自分は、実力的にはドームクラスだと思っている。しかしながら、ドームアーティストが持っているものが足りていないとも思う。うーーーん。もどかしい。
パショケの和を取り入れた感じ(BOTかと思った)とか映像とか面白いのだが、同時に、今年は去年より海外へ行くだろうからその為の布石かなとも思ったりもして。なんか、色んなことが「こなさなきゃいけないタスク感」が強かった。(※個人の所感)
ただ、"16"初日を観た時は「ドーム行ける!!! 行こう!!!」と思ったので、ポテンシャルはある。そう信じている。
なんかもうめちゃくちゃになってきた。今日はスタンドで全体を見られるから、また違うものが見えるかも。
あのね、"16"とは違う意味で情報量が多い。
映像とか「どういう意味?? どういう意図???」ってなって、自分が咀嚼しきれていないのをひしひしと感じるのでその辺りを確認したい。2回目は初回より冷静に見られる筈。
何の足しにもならない長々とした感情の発露を最後まで読んでくださった方がいるかわからないけど、もしいらしたらありがとうございます。でも鵜呑みにしないでください。
自分が感じたものがすべて!!!
消化しきれなくてばーっと吐き出してしまったけれど、リアルで感想を言い合ってネットで言うまでもない人もたくさんいるし、満足した人はそういうタイプが多いと思うし、他人の言葉に惑わされず自分の感覚を信じよう。
くり返すが、誰の意見が正しいとかない。他人の感想を読んだだけで、実際に観たわけではないのに参加した気になってあれこれ言うなど論外。
今度こそおしまい。
↑までサルベージ。(多少手を加え済)
三ヶ月前の自分はこういうことを考えてたんだな、ということを思い出せてなんだか面白かった笑。
続き。