日々徒然

zatta!

『ECHOES of DUALITY』

えっ、良くない???


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三代目のアルバムちょっとびっくりするぐらいに良くて、びっくりした。(語彙力)

「この曲いいな」「この曲好きだな」が延々に続く。本当にちょっとびっくり。LDHのアルバムってシングル全収録の新録2曲ぐらいしかないほぼベスアル状態で、面白味がないしときめかない。MVやライブ映像が本編で、アルバムはおまけだと思って購入している。なので、こんなアーティスティックなパッケージをつくれるのかと驚いた。全グルこのぐらいの気合とクオリティでやってほしい。(尚予算)





できるんじゃん、こういうの。

NAOTOさんが「これまではライブに向けて楽曲を制作していたが、今回はライブはひとまず置いておいて、できた楽曲からライブをつくっていった」みたいなことを話していて、自分たちで楽曲制作をしないグループは大体そうなのか、それともLDHavex)がそうなのか定かではないが、今回の流れの方がよっぽど自然なのではないかと感じた。バラバラのPが制作しているのに「自分たちで作詞作曲しました?」ってぐらい一貫していることからメンバーの意志がきちんと反映されていることが窺える。素直に羨ましい。おそらく自グルも(そして他グルも)こういうのをやりたいんだろうなというのが過去のインタビューから伝わるので、自グルにもこういうアルバムをつくってほしい。でも多分三代目だからできたんだろうな。予算もだし、人脈も。三代目は元より海外の音楽シーンでの流行りを積極的に取り入れてきたグループだけれども、日本の音楽シーンにも海外市場のあれこれが反映されるようになってきたのと、メンバーがソロ活動で培ってきたものが実を結んでいるのと、他にも様々な要因があって上手くタイミングが合致した故の今回のアルバムだと思うので、他グルが容易く真似できることではない。ないけれど、TRIBEでもこういうのできるんじゃん!! っていうのは素直にうれしいし希望が持てる。LDHのパフォーマンスは最高だと思っているからこそ、楽曲にもっと力を入れてほしいんだよな。

これで(これが)売れるのかというのはまた別の話で、でも個人的には手垢のついた楽曲を宛がわれて売れないよりは自分たちがやりたいものをやって売れない方がなんぼかマシなんじゃないかと思うのだった。本人たちがどうかは知らないけれど。

楽曲を聞いて、めちゃくちゃライブへ行きたくなった。リセールか直販で取れるかなー。コンセプトバチバチだと話していたけれど、それはそうだ、このアルバムを引っ提げてのライブならコンセプトバチバチのガチガチだわ、納得。

メンバー自身が積極的に宣伝をしているのもいいなーと思う。公式がバイラル対策等を呼びかけることについては賛否あるだろうけれどストリーミングを重要視しなければ先はないし、運営任せにせずメンバーが各々SNSで楽曲を広めたり、呼びかけたりしてファンを上手く誘導しているのを見ると、やっぱり本人が動くのが一番影響力があって効果があるんだよなと当たり前のことを最確認する。LDHfamは現場至上主義な人が多く応援活動が不得手で諸々の数字に対する意識があまりないけれど、famだけでなく事務所やメンバーもその気があるよね。自主的に動ける人が少ない。昨日ツインボがステヘを別々に(重要)(ステヘやる意味をちゃんと理解している)やって楽曲について話していたけれど、上手いなーと思った。ボーカルから楽曲の話、聞きたいよね。パフォーマーからも聞きたい。コレオの話も聞きたい。メディアのインタビューでしか語っちゃいけないわけじゃないんだからもっと有効活用すればいいのに。たとえば、100万回再生達成したからMVのコメント欄に裏話書いたよっていえば見に行く人が増えるわけで。単にお礼でも全然いい。時間と手間がかかる上に同じコメントを連投したりかまってちゃんが出るコメ返は負担も大きいだろうししなくてもいいけれど(でも公開直後のコメ返は有用なことが証明されたのでやる価値はあると思う)、忙しい中でもできることってあると思うんだよね。売れて実績のある(そしておそらく多忙な)先輩が地道にこまめに宣伝している姿を見て感じることないのかな。まぁ、みんな忙しいんだろうけど。でも、やりたいことは大体叶えてきた人たちがここからさらに上を目指してがむしゃらに貪欲に獲りに行く姿を目の当たりにすると、そのステージに達していない後輩たちは本当に本気で死に物狂いでやらないと先輩が立っているところにすら辿り着けないよなと思うのだった。本気で上に行きたいのか、それとも現状維持でいいなんて言えないから大きな目標を口にしているに過ぎないのか、本音はどっちなんだろう。全然足りてないけど頑張っていないわけではないのがもどかしい。

ドームの後にHIROさんが「来年は客演を増やそう」と話していたそうで、フェスとか外部の現場に出る意味での客演であれと願っていたところにサイフィの新曲が「客演」表記だったので、そういう意味での客演かーとがっくりした。それだと、よっぽどネームバリューのある相手じゃないと跳ねないだろうな。楽曲を引っ提げて対バンするとかなら話はまた変わってくるだろうけれど。

来年こそ何かありますように。(雑すぎる)